情報を正しく簡潔に伝えることを目的とした文書づくりにおいて必要な知識をまとめる.
自分や知人に対して書く文書がある. 例えばメモや日記がその文書にあたる. こうした文書では,すでにある程度の情報をお互いに共有しているため, 文章の中に略語や隠語をなどを多用してもかまわない.
主に不特定多数の人々に対して書く文書がある. 例えば報告書や小説などがそれにあたる.
ここでは,「節」と言う言葉を一個以上の述語を含む複文として使用する.
ここでは,「句」と言う言葉を述語を含まない文節として使用する.
文を並べてつくったものを文書あるいは文章という.筆者にはこの二つの単語の明確な違いがわからないため,ここでは自身のイメージにより使い分けている.そのイメージとして,2つの違いを意識して区別している.1つ目は文章は自身の感情や思想が強く表われている文書とした.2つ目は文書が書類そのものを指すのに対し文章はその書類の内容を重視したい時に使用した.
必要なことは洩れなく記述し, 必要でないことは一つも書かない.
事実と意見との区別を明確にする.
読者がまっさきに知りたいことを考慮に入れ, 論理的な順序に従って文章全体を組み立てる.
ぼかした表現を避け, 一義的な表現をもつ文章を書く. また, 日常用語を使った短い文章にする.